リストラティブヨガを学びました

こんにちは、平野清香です。

先日、日本ヨガメディカル協会「ヨガセラピーに活かすリストラティブヨガ入門」という講座を受講しました。

リストラティブヨガとは

リストラティブ(ristorative)という言葉には、「回復する・元気を取り戻す」という意味があり、リストラティブヨガは、楽な姿勢でただただリラックスするヨガです。セラピストが、下の写真にあるようなクッションやブランケット、ヨガブロック、タオルなど色々な道具を使い姿勢(ポーズ)をセッティングしていくのが特徴です。今回は、近所のママ友に協力してもらい練習させていただいたのですが、写真を撮り忘れてしまいました。右下の写真は後から娘にやってあげた時のものです。

普段、私たちは重力の中で生活しているので、ただ立ったり座ったり、寝ている時でさえ、必ず体の色々な部分の筋肉が緊張して体を支えてくれています。ですから、「何もしていなくても疲れる」は普通なんです。
リストラティブヨガでは、すべての関節を少し曲げた状態で、どこにも力が入らない姿勢を作ります。そして、ただ重力に身を任せて、呼吸をするだけです。こんな贅沢あるでしょうか(笑)

正解のポーズはない

今回学んだことの中で印象的だったのは、「正解のポーズはない」ということです。なぜなら、人それぞれ骨格や筋肉のつき方、姿勢の癖などが異なるからです。肘や膝を曲げる正しい角度、正しい足の幅などが決まっているのではなく、その人にとって一番力が抜ける楽な姿勢が「正解」ということです。セラピストとクライエント(ヨガをする人)が、「ここにもうちょっと高さが欲しい」、「ここ痛くないですか?」などと対話しながら、ポーズを作っていくのです。

特別支援教育との共通点

ここで、あることに気がつきました。これって特別支援教育と一緒ではないか、ということです。私たちは、一人一人が持って生まれたこの体で、環境の中でなんとか調和して生きています。ですから、人それぞれ必要な道具が違いますし、その人の体にとって必要な道具を使って生活しています。(眼鏡、スマホ、椅子などなど・・・)
子供の場合は、成長して色々なことができるようになるので「体の違い」が分かりにくいのですが、学びを最大化するためには、今この瞬間に様々な道具を使い負荷を減らすことは必要なのではないかと思います。大人だって無理をし続ければ疲れてしまいますもんね。
リストラティブヨガを学びながら、膝の下にちょうどいいクッションを入れるように、子供達が学ぶ環境もその子にとってちょうどいいものに調整できたらいいな、と思うのでした。

感想

最後に、今回練習に付き合ってくれたママ友に感想をいただきましたので紹介します。

ヨガセラピーは初体験でしたが、ヨガの本質に触れ、今そのままの自分の状態を知ったり、心と体を委ねることがいかに出来ていないかを感じる良い機会でした。
眠い訳ではないのに、すとんと入眠できたのも不思議な感覚で、少しの工夫で睡眠の質が上がったり、運動が難しい方にも可能性があると感じました。早速、家族にも取り入れてみようと思います。

ヨガの良いところは、すぐに家でも試せるところですね!

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